かつて見た景色
週末に自転車で野川を下り、三鷹のICU(国際基督教大学)まで行きました。
途中、野川沿いにある小金井のオーブンミトンカフェで一休み。林の中にある古い建物を利用した素敵なカフェです。
手前の白い円筒形のものはヌガーグラッセ。アイスクリームのような冷たいもの(生クリームとメレンゲでヌガー(砂糖と水飴を低温で煮詰めたもの)を冷やし固めたもの)の中にナッツとドライフルーツが入った不思議な食感のデザートです。
そしてキャンパスは桜が満開。樹齢60年になる桜のトンネルが続きます。
桜のトンネルを抜けると教会が見えてきます。私たち夫婦はかつてここで結婚式を挙げたのでした。2人とも地方出身で、アクセスの不便な場所で式を挙げてしまい、今思うと周りの人に申し訳なかった。しかしウェディングドレスを作ってくださった三鷹の「Siesta」さんが本当に素敵な(興味深い)方達で、今思い出してもニコニコしてしまうくらい結婚式の準備は楽しかったのです。茂桐さんはお元気でしょうか。
校舎の前は芝生が広がっています。写真右上に見える盛り上がったところは、たしかバカ山と呼ばれていて、寝転がって服に芝生がついているとバカ毛がついているとか言われるのです。娘はそのバカ山を上ったり下ったり駆け回っていました。自転車のヘルメットをかぶったままですね。。
4年間通ったキャンパスですが、美しいケヤキの木があることに今日初めて気がつきました。何度も見ている景色のはずなのに、当時は木のことなんて全く気にかけていなかったのでしょう。かつて見えなかったことが見えるようになったのだと思うと同時に、あれからずいぶん時間が経ったんだと実感しました。
もし時間が戻ってもう一回大学を選ぶことになっても、私はICUを選びます。SectionAのみんなと過ごした時間は今も大切で少し切ない思い出です。